第7回宇宙開発利用大賞「選考委員会特別賞」受賞について
-日本初・世界最小の月面ロボットSORA-Qの開発及び技術実証-

2026年3月18日
国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構
宇宙探査イノベーションハブ

 宇宙航空研究開発機構(理事長:山川宏)宇宙探査イノベーションハブと株式会社タカラトミー(代表取締役社長 COO:富山 彰夫)、 ソニーグループ株式会社(代表執行役 会長 CEO:吉田 憲一郎)、同志社大学(学長 小原 克博)の4者で共同開発した変形型月面ロボット(Lunar Excursion Vehicle 2(LEV-2)、 愛称「SORA-Q」、以下「LEV-2」)の開発及び技術検証について、内閣府の主催する第7回宇宙開発利用大賞(※1)のうち、 独創的・挑戦的・先駆的な宇宙開発利用の推進に多大に貢献したものとして「選考委員会特別賞」を受賞し3月17日に表彰式が執り行われました。

ダミーです
2026年3月17日表彰式

 非宇宙産業に属する玩具メーカーが宇宙事業に参入し、宇宙開発に参加する企業の幅を広げ、 また、撮影した複数の画像から最適な1枚を自動で選んで送信(※2)した技術は今後の 宇宙データ活用にも役立つほか、地球で受信した逆立ちした小型月着陸実証機(SLIM)の画像も広く報道され、国民の宇宙への関心を高めたことが評価され、今回の受賞となりました。

LEV-2が撮影した月面画像
変形型月面ロボット(LEV-2)が月面上で撮影したSLIMとその周辺の様子

ダミーです
展開前(左)・展開後(右)の変形型月面ロボット (撮影場所:JAXA相模原キャンパス宇宙探査実験棟宇宙探査フィールド)

 今回の変形型月面ロボット(LEV-2)の取組みは、宇宙探査イノベーションハブの活動において、オープンイノベーションによる初の月面実証の成功例となり、 今後の科学技術イノベーション創出のロールモデルとして位置付けられます。また、宇宙事業にとどまらず、地上の社会課題解決や産業競争力向上を目指した宇宙開発利用の 重な知見の獲得につながりました。今後も変形型月面ロボットに続く新たなイノベーションを目指し、「Space Dual Utilization」というコンセプトを掲げ、 JAXAの将来的な宇宙探査プログラムへの貢献と産業界による宇宙事業化への発展の両輪で成果の創出に向け取り組んでまいります。