研究提案募集(RFP)について

 宇宙探査イノベーションハブが新たに開始する研究制度 「Moon to Mars Innovation」では、JAXAと民間企業等の月探査へのニーズ等を踏まえ、出口戦略を共創し、将来のJAXAの宇宙探査ミッションと企業等の宇宙事業化の双方の創出を目指した共同研究を実施します。この研究では、地上の民間等の技術の応用を基本とし、探査に革新を巻き起こすとともに、我が国の産業界等による産業競争力の強化を狙ったゲームチェンジ技術の創出にチャレンジしてまいります。対象とする研究については、月探査活動の将来像(次世代探査コンセプト)を民間企業・大学の皆様と一緒に具体化し、出口を見据えて実施してまいります。「Moon to Mars Innovation」では、これらの取り組みを通じた究極的なアウトカムとして、「Space Dual Utilization」=“JAXAの将来的な宇宙探査ミッション×産業界による宇宙事業化”の両輪成果の創出を目指して取り組みます。

通年で行っている皆様からの情報提供要請(RFI : Request for Information)の結果をもとに技術課題(研究テーマ)の設定をし、研究提案募集(RFP : Request for Proposal)を実施します。

公募時期については事前にこちらのwebサイト上でご案内します。またX(旧Twitter)でも告知しておりますので、フォローされることをおすすめします。

研究の実施タイプ

実施タイプ 目標 研究期間 研究費
システム型 宇宙探査プログラムや企業の宇宙事業の双方に有益なシステム研究を対象。既存技術の統合・最適化による実用化を重視。研究終了後の本格的な開発や宇宙探査プログラムへの適用を目指す。 最大3年程度 最大1億円
ゲームチェンジ型 従来の宇宙探査の枠組みを根本から変革、新たな探査手法や資源利用の可能性を広げるブレークスルー技術の研究を対象。高リスク・高インパクト。新たな探査手法を検討し、資源利用の可能性を広げることを目指す。 1~3年 最大1000万円
チャレンジ型 従来の枠組みに捉われない自由な発想に基づく、将来の宇宙探査及び新産業の創出につながるシーズベースの挑戦的な研究を対象。具体的な計画や成果予測が現時点で成熟段階に至っていなくとも、提案技術や研究が実現した際に新たな技術分野や市場を創成しうる期待値を重視。 最大1年程度 最大300万円

現在募集している研究提案募集について

過去の研究提案募集

研究の流れ

共同研究の進め方
共同研究の進め方