第8回 研究提案募集(RFP)結果について

2022年10月21日
国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構
宇宙探査イノベーションハブ

 2022年5月7日から6月17日まで実施しました第8回研究提案募集(RFP: Request for Proposal)に対して、 36件の研究提案をいただき、JAXA(外部有識者、技術専門家含む)での選考の結果、 15件(課題解決型2件/アイデア型11件/チャレンジ型2件)を採択内定といたしました。(下表参照※1)  採択内定となった研究提案については、採択内定先とJAXAで研究計画を作成、契約を締結した後、研究を開始※2することを予定しております。
 今回のRFPへ応募いただききました方、関係者の皆様には御礼申し上げます。

※1 当該情報については、公表範囲について採択内定先と調整がつきましたものから、随時本表を更新し反映します。
※2 研究計画・契約調整の結果、採択者及びJAXA間で条件の合意に至らなかった場合等は研究を行わない事があります。

A.課題解決型

研究テーマ 企業機関名 提案者 共同機関名

Ⅳ.共通技術

(01) 超小型3次元蛍光顕微鏡デバイスの開発
MID技術を用いた超小型3次元蛍光顕微観察デバイスの開発 株式会社IDDK 上野  宗一郎  

Ⅳ.共通技術

(02) 小動物の自動実験を実現する超小型インプランタブル生体制御システムの開発
動物の自動実験を実現する超小型インプランタブル生体制御システムの開発 理化学研究所 砂川 玄志郎 シマネ益田電子株式会社

B.アイデア型

研究テーマ 企業機関名 提案者 共同機関名

Ⅰ.広域未踏峰型探査技術

(3)環境認識のための少量データ向け深層学習
少量データ向けCG合成画像を用いた物体検出深層学習手法の試行 パナソニック アドバンストテクノロジー株式会社 田村 創 株式会社諸岡

Ⅰ.広域未踏峰型探査技術

(4) 高機能羽ばたき飛行ロボットの研究開発
採択なし 採択なし 採択なし 採択なし

Ⅰ.広域未踏峰型探査技術

(5) 宇宙利用を目的とした超高分解能小型質量分析装置の開発
宇宙利用を目的とした超高分解能小型質量分析装置の開発 理化学研究所 青木 順  

Ⅱ.自動・自律型探査技術

(6) オフロード車両の走行挙動予測技術
未踏オフロード環境における車両挙動予測技術の研究 日本電気株式会社 猪爪 宏彰 慶応義塾大学

Ⅱ.自動・自律型探査技術

(7) 遠隔無人測量システム
移動式基準球を活用した3Dレーザースキャナによる広域・長大空間の精密把握技術 クモノスコーポレーション株式会社 中庭 和秀  

Ⅲ.地産地消型探査技術

(8) 現地材料の造形原料としての適用化技術
採択なし 採択なし 採択なし 採択なし

Ⅲ.地産地消型探査技術

(9) パッシブ型推薬生成技術
パッシブ型水素生成材料の開発 パナソニック ホールディングス株式会社 古澤 彰男 神戸大学

Ⅳ.共通技術

(10) 低温環境、低温流体用迅速流体継手
採択なし 採択なし 採択なし 採択なし

Ⅳ.共通技術

(11) 透明超硬膜の研究開発
ガラスへの透明超硬膜加工技術の開発 東海光学株式会社 古澤 宏和  

Ⅳ.共通技術

(12)フレキシブル低コスト太陽電池シート
超軽量薄型ペロブスカイト太陽電池の研究開発 株式会社エネコートテクノロジーズ 加藤 尚哉 京都大学
フレキシブルガラスを用いたRoll to Roll All-Inkjet塗布型 高耐久ペロブスカイト太陽電池シートの創出 株式会社リコー 田中 哲也 桐蔭横浜大学

Ⅴ.惑星保護技術

(13)微生物・ウイルス・生体分子の除去技術あるいは高感度検出技術の確立
深宇宙探査に向けた宇宙機のプラズマ滅菌および死菌デブリの完全分解・除去技術 佐世保工業高校専門学校 柳生 義人 調整中
有人環境で使用可能性のある深紫外LEDによる小型ウイルス除去技術の研究開発 株式会社ファームロイド 飯村 一樹 理化学研究所/東京農工大学

Ⅵ.有人支援ロボット技術

(14) 有人宇宙拠点における物品管理効率化・自動化技術
Bluetoothタグを活用した物品管理システムの研究開発 株式会社アシックス 廣田 康人 東芝電波テクノロジー株式会社

C.チャレンジ型

研究テーマ 企業機関名 提案者 共同機関名

Ⅵ.チャレンジ研究

(15) TansaXチャレンジ研究
界面活性剤を用いない二酸化炭素バブル洗浄の開発 信州大学 酒井 俊郎 花王株式会社
深部対応マルチチャンネルGPRの小型軽量化に向けた研究 川崎地質株式会社 山田 茂治