2022年度 宇宙探査オープンイノベーションフォーラム

2022年6月16日(更新日:7月20日)
国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構
宇宙探査イノベーションハブ

本イベントは終了しました。ご参加頂きました方々へはお礼申し上げます。

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動画を公開しました。

アンケートのお願い

アンケートが入力できなかった方はこちらよりご記入頂けます。
今後の改善にに役立ててまいりますので 是非ご理解とご協力を頂きますようお願い申し上げます。

質疑回答

当日の質問に対する回答を掲載致しました。

発表資料

掲載致しました。

今後RFP(研究提案募集)に求めるものや新しい取り組みについてご紹介させていただきます。 皆様のご来場をお待ちしております。

宇宙探査イノベーションハブでは、宇宙探査イノベーションハブでの活動にフィードバックをかけることを目的として、企業(中小企業やベンチャー企業を含む)、 大学、研究機関の関係者等の方々を対象に、 挑戦しようとしている課題と企業や大学の研究活動とのマッチングを探るための意見交換を「宇宙探査オープンイノベーションフォーラム」として定期的に開催しております。

宇宙開発の未来図
宇宙開発の未来図

開催概要

※オンライン(ZOOM)・オフライン(X-NIHONBASHI TOWER(日本橋三井タワー7F))のハイブリッド開催です。

オンラインでの参加について

  • 日時:2022年7月8日(金曜日)開催時間:13:30~16:00
  • 開催方法:ZOOM(事前登録制)
  • 定員:500名(オンライン) ※定員になり次第締め切らせて頂きます。
  • 参加費用:無料
  • オフラインの参加用事前受付フォームはこちらです↓

参加受付フォーム

オフライン(東京:X-NIHONBASHI TOWER(日本橋三井タワー7F))での参加について

  • 日時:2022年7月8日(金曜日)開催時間:13:30~17:00(12時に開場)
  • 会場:東京(X-NIHONBASHI TOWER(日本橋三井タワー7F))https://www.x-nihonbashi.com/facility/
  • 定員:70名 ※満員となったため、受付を締め切りました。
  • 参加費用:無料

プログラム

プログラムは予告なく変更となる場合があります

時間 プログラム 発表者
開場(12:00~13:30) ポスターセッションコアタイム
13:30-13:40 開会挨拶
宇宙探査イノベーションハブの取組及びハブビジョンの紹介
船木一幸(JAXA 宇宙探査イノベーションハブ ハブ長)
13:40-14:00 国際宇宙探査の動向①
「日本の国際宇宙探査シナリオ(案)2021」
島田潤(JAXA 国際宇宙探査センター宇宙探査システム技術ユニット)
14:00-14:10 国際宇宙探査の動向②
「月の三科学」
森治(JAXA 宇宙科学研究所学際科学研究系 教授)
14:10-14:20 制度の紹介 坂下哲也(JAXA 宇宙探査イノベーションハブ 副ハブ長)
14:20-14:50

成果報告①株式会社タカラトミー

RFP1 小型ロボット技術 制御技術

成果報告②ボールウェーブ株式会社

RFP5 多種類の揮発性物質に対する高感度・高精度な可搬型ガスクロマトグラフの開発
(オンライン)渡辺公貴 (同志社大学 生命医科学部 医工学科 教授)

山中 一司 (ボールウェーブ株式会社 取締役 東北大学名誉教授)
休憩(14:50~15:00)
15:00-15:25

募集テーマについて

「国際宇宙探査シナリオ」「月の三科学」への貢献と将来の新しいミッションの創造
川崎治(JAXA 宇宙探査イノベーションハブ 研究領域主幹)
15:25-15:40

募集テーマについて

月面の科学/火星探査技術より輸送技術、重力天体着陸推進系技術について
香河英史(JAXA 宇宙探査イノベーションハブ 技術領域主幹)
15:40-15:50 質疑応答
15:50-15:58

次回イベント予告

JAXA・MURC・MUFG共催セミナー
ESG・SDGs×宇宙探査視点で生み出す新たな事業機会 ~宇宙を考えることは地球を想うこと~
山本雄一朗(三菱UFJリサーチ&コンサルティング 戦略コンサルティング ビジネスユニット プリンシパル)
15:58 閉会挨拶 船木一幸(JAXA 宇宙探査イノベーションハブ ハブ長)
(16:00~)閉会後、ポスターセッションコアタイム

17時には撤収

質疑応答

  • 7月8日に開催されたオープンイノベーションフォーラム(オンライン)での質疑内容を掲載しております。

質問内容 回答者 回答内容
1 推進系の、開発について、推進系でヒドラジン系をあげられていましたが、今後水素やLNGとかそういうところも考えられているのですか。 香河英史(JAXA 宇宙探査イノベーションハブ 技術領域主幹) 性能の点でそちらの方が有利であるため、国際探査シナリオの方は極低温系の方を中心に検討が進んでいます。 ただ、我々は月、火星、それよりもっと遠くにも行きたいため、そうするとミッション期間が長くなることから、ストアラブルの方も似たような技術を保持しながら進めていきたいという考えです。
2 今の話は月だけではなく、火星などもっと遠く行くためのことを視野に入れているのですか。 香河英史(JAXA 宇宙探査イノベーションハブ 技術領域主幹) とりあえずは月火星ということで、その先をにらんでこのような技術を開発して行きたいと考えています。
3 アメリカ、NASAの方だと、ヒドラジン系でももっと極低温でもいける燃料を使った推進系を開発しているという話を聞きましたが、JAXAは考えていないのでしょうか。 香河英史(JAXA 宇宙探査イノベーションハブ 技術領域主幹) 国際探査センターや、将来系の輸送革新的輸送の方ではそういった技術の方も検討しています。
4 推進系の話について、原子力などの利用等は考えられていますか? 香河英史(JAXA 宇宙探査イノベーションハブ 技術領域主幹) 今のところのシナリオの中に原子力はまだ含まれてないと、私は理解しています。ただ、木星以遠などに行こうとした場合、そういった技術は必須だというのは、 宇宙探査のコモンセンスになっています。まだそこまで開発計画があるかというと、国内では検討しているというような状況です。
5 ガスクロマトグラフについて、宇宙ステーション内で使用する場合は、キャリアガスのH2は地上から使用期間分のガスシリンダーを搭載して行くことになるのですが、 使用したキャリアガスH2はステーション内に留めておくのですか?あるいは宇宙に放出するのですか? 坂下哲也(JAXA 宇宙探査イノベーションハブ 副ハブ長)
山中 一司(ボールウェーブ株式会社 取締役 東北大学名誉教授)
坂下: 山中先生にも後で補足いただければと思いますが、まさにそういう宇宙で使うためにどういうやり方が良いのかと言うところが、これから宇宙、実証型というような、宇宙実証に向けた検討の中になってくると思われます。 地上から、小さなボンベのようなものに入れて持って行くということもあり、キャリアガスとして水素でなければいけないということでもないと思われるため、船内にある他のガスをきれいにフィルタリングして使うと言うようなことも考えられます。 そのあたりが今後宇宙実証する為の検討の中身のひとつになってくると思っています。

【補足説明】
山中: 一つ補足させて頂きますが、もし水素を使う場合に地上から持って行くわけではなくて、水の電気分解を行うという手があります。パラジウムを使って非常に高精度の水素を発生できる技術が日本にありますことから、そういうことも検討しています。

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